友達の葬儀に参列した
祖父が亡くなってしまったらしい
少ししか顔を合わせたことがなかった友達の祖父だけれど
僕にとって大切な友人の大切な人なので どうしても行きたかった
葬儀の場所に着くと お別れの言葉を書くべき白紙を出して
何も書いてない と笑顔で言っていた
僕はそれがとても嬉しくて愛おしくて仕方なかった
葬儀が始まり 僕の友達は亡くなった祖父に向けて別れの言葉を言った
つまりながらも捻り出された言葉の数々に僕は泣いてしまった
結局その時の白紙と自分の人生を少し重ねて居たんだと思う
僕は涙を零しながら そのままで有り続けて欲しい と心から願った